こんにちは、小郡院の一ノ宮です。

最近、食中毒になりました。

原因は鶏肉です。

低温調理をしようと思い、沸騰したお湯に一口大に切った鶏肉を入れて30秒ほど茹でたあと火を消して10分間そのまま放置してから食べたのですが・・・。

ここからはお食事中の方はご注意!

約2日後に突然の腹痛と吐き気。そのままトイレに駆け込み、そこから数時間、下痢と嘔吐を繰り返しました。何も出ない時間も腹痛が強くて動けず、救急車を呼ぶか本気で悩みました(呼ばずにすみました)。

激しい下痢を起こすと、アルカリ性の腸液が体外に排出されすぎるので、体がphバランスを整えようと酸性の胃液を出そうと胃に何も入っていなくても嘔吐が起こります。

ほぼ一晩中、トイレとベッドを往復し、ほとんど眠れませんでした。

動けるようになってから病院へ行き、点滴してもらって整腸剤などを貰いましたが、完治までは1週間ほどかかりました。

今回私が感染したのは、おそらく「カンピロバクター」という細菌です。

 

「下痢、腹痛、発熱、悪心、 嘔吐、頭痛、悪寒、倦怠感などがおこり、他の感染型細菌性食中毒と酷似するが、潜伏期間が一般に2〜5日間とやや長いことが特徴である。下痢は1日に10回以上に及ぶこともあるが、通常2〜6回で1〜 3日間続き、重症例では大量の水様性下痢のために、急速に脱水症状を呈する。また、腹痛は87%、嘔吐は38%にみられた。発熱時の平均体温は38.3℃ で、サルモネラ症に比べるとやや低い。」(NID 国立感染症研究所 より)

 

 

 

一般に、細菌性食中毒は夏季に多発し、冬季に減少するが、本食中毒においては東京都内では1999年以降、冬季の発生が著しく増加しているそうです。

これからは確実に火が通っているか確認してから食べるよう心がけます。

みなさんもご注意ください!