皆様こんにちは、徳田整骨院tosu柔道整復師の前間です。

早いもので、今年も残すところあと二ヶ月と少々となりましたがいかがお過ごしでしょうか。

 

先週の土曜日、ようやく私も2回目のコロナワクチン接種を終えてきました。

私は元々インフルエンザワクチン等でも過剰な反応が出やすい体質の為、

今回も副反応に怯えながらの接種となりました。

夕方に接種を終え、肩の痛み以外は何もなく就寝し、

意外とこのまま何もないかも?

と淡い期待を抱いていたのですが・・・

翌朝、悪寒と痛みと倦怠感の三重苦で目を覚まし、

その後は38度台の熱が一日中上がったり下がったり。

夕方所用で何とか外出したものの途中で震えが止まらなくなりあえなくリタイア。

副反応の辛さを実感した一日となってしまいました。

まあ自分の身体が頑張ってくれているサインだと思って切り替えていきます。

 


さて、だいぶ前にこのブログで外側上顆炎(テニス肘)について取り上げたことがありました。

今回はその逆、内側上顆炎について取り上げたいと思います。

 

内側上顆炎は通称ゴルフ肘ともいわれ、ゴルファーにも多く発生します。

最近はコロナ禍の影響で

屋外で、ひとりでプレーできるゴルフが人気となっている為

この症状を感じる方も必然的に増えてきていると推測します。

また野球肘として発生することも多く、

比較的メジャーなスポーツ外傷と言えるでしょう。

具体的な症状は肘の内側、上腕骨内側上顆部(右図赤丸)の痛み、

腫れ、肘の曲げ伸ばしでの痛みのほか

手首を手のひら側に曲げるときに痛みが起きることが多いです。

重症化すると内側上顆が上腕骨から外れ、

関節遊離体(関節鼠)となる場合もあります。

 

ではなぜゴルフでよく発生するのか。

ゴルフでバックスイングをし、切り返してスイングを行う際

腕にはクラブが後ろへ残ろうとする力が伝わります。

その時右手首を掌屈(手のひら側に曲げる)する筋肉である

橈側手根屈筋などの屈筋群が働き、クラブが後ろに行かないように固定します。

クラブが後ろ方向に、手首が前方向にそれぞれ動こうとすることで

手首を曲げる筋肉の起始部(スタート部分)である

内側上顆に強いストレスがかかり、

繰り返されることで骨に炎症が起きます。

この傾向は腕に力が入り過ぎる初心者によくみられます。

さらにゴルフでは「ダフリ」と言われる、

スイングの際に地面を叩いてしまうミスがあります。

動かない地面をたたくことで

手首は急激に背屈(手首を後側に曲げる)され、

筋肉が牽引され上記のようなストレスが生まれるのです。

 

と、これまでゴルフでの内側上顆炎について書いてきましたが、

これは普段の生活でも起きます。

要するにオーバーユース(使い過ぎ)によって起こるものですから、

炊事洗濯などの家事も原因の一つです。

買い物袋を持った時、掃除機を持ち上げた時、肘の内側が痛んだ経験はありませんか?

 

内側上顆炎が起きてしまった場合、大切なのは筋を休める事です。

重い荷物を持ち上げる際には反対側の手を使う等、前腕部の筋肉を安静にする必要があります。

サポーターやバンドで肘を保護するというのも一つの手段です。

そして前腕部の筋緊張が強くなっている場合内側上顆にかかるストレスも大きくなりますので、

マッサージなど筋肉を緩めることも大事です。

 

肘の痛みは日常生活にも支障をきたす場合があります。

痛みを感じたらぜひ当徳田整骨院にご相談ください。

 

以上、ゴルフを始めて10か月の前間でした。