お久しぶりです!!鳥栖院の宮原です。
前回は3月にブログを書いたので約半年ぶりです。
時が流れるのは早いもので、あっという間に9月ですね。
ただ、まだまだ気温の高い日が続いています。
熱中症には十分気をつけてください。
さて今回は、最近ふくらはぎを攣ってしまうという患者様が多いので、
このふくらはぎを攣ってしまう現象『こむら返り』について
少しお話しさせてもらいます。
⚫︎こむら返りとは
ふくらはぎに起こる筋肉(腓腹筋)の痙攣の総称です。
ふくらはぎの筋肉(腓腹筋)が異常な緊張を起こし
筋肉が収縮したまま(力が入ったまま)の状態になることで
強い痛みが引き起こされます。
⚫︎こむら返りが起こりやすくなる原因
○ミネラル不足
○血行不良
○筋力低下
○体温低下
○眠る姿勢や環境:あおむけで重いふとんを使うことでも
こむら返りを起こしやすくなる場合があります。
○水分不足:睡眠中にはコップ一杯の汗をかくと言われており、
これが睡眠時及び朝方につる原因の一つになります。
また、お酒やコーヒーの摂り過ぎによる脱水にも注意です。
特に高齢の方の多くは慢性の運動不足であることが多い為、常に腓腹筋が緊張した状態にあり、
少し足を伸ばしたりふくらはぎを打ったりしただけでもこむら返りを起こすことがあります。
また、睡眠時に起こる場合も多々あります。
⚫︎なぜ睡眠時にこむら返りが起こるのか
睡眠時は汗を多くかいており脱水傾向にあります。さらに全身をほとんど動かさない為、
心拍数も減り、血行は低下しています。
夏場に冷房をつけっぱなしで寝たり布団をかけずに眠ると、足の筋肉が冷え血管も収縮し、
血行はさらに悪くなってしまいます。
⚫︎対処法、予防
『対処法』
・ストレッチで筋肉をゆっくり伸ばす。
座った状態から手でつま先を掴み自分の方に引っ張る。
この時、膝を伸ばしたほうがより伸びやすいです。
(※ただし無理やり伸ばすと肉離れなどさらに症状が悪化してしまうので注意)
・お湯や蒸しタオルなどで温める。
痛いから冷やすというのは間違いで、冷やしてしまうとさらに攣りやすくなるので
しっかりと温めてください。
・セルフマッサージ
ふくらはぎ全体をほぐすように優しくマッサージする。
『予防』
〇ミネラル 海藻類、ナッツ類、乳製品、大豆製品など
ミネラルを多く含むものを食べることで予防できる場合があります。
〇漢方 芍薬甘草湯には急激に起こる筋肉の痙攣を緩和する働きがあると言われ、
また即効性にも優れています。
〇冷やさない 冷房で部屋の温度が下がり過ぎないように調節する、
レッグウォーマーや靴下、ストッキングなどで冷やさないことも大切です。
ただし締め付け過ぎは血流を阻害するので逆効果となります。
〇水分 就寝前にコップ一杯分の水分を取るようにしましょう。
(可能なら常温)
〇適度な運動 ウォーキングなどの適度な運動も予防になります。
〇マッサージ マッサージをすることで筋肉を緩め、
血流を促進することが出来ます。
身体のトラブルでお困りの方はぜひ当徳田整骨院までお越しください。