こんにちは。

鳥栖院 あん摩マッサージ指圧師の岡田です。

今回はロコモティブシンドロームと予防のための

ロコトレ』について書いていこうと思います。

まずロコモティブシンドロームとは運動器の機能障害により

移動機能の低下をきたした状態をいいます。

簡単に言うと足の力が弱くなって歩けなくなった状態などを指します。

あまり知られていませんが、

要支援・要介護になる原因の1位はこのロコモに関連する疾患と言われています。

転倒や骨折、筋力低下により今までの生活に戻れない方が多くいらっしゃるためです。

では早速ですがロコモ度のテストをしてみましょう。

 

立ち上がりテスト

40㎝の椅子に腰かけ、両腕を組みます。

反動をつけないように立ち上がり、

そのまま3秒保持します。

これを両足、片足(左右)行います。

注意

・膝関節の痛みなどがある場合は中止してください。

・反動をつけると転倒する恐れがあります。

無理なく、できる範囲で行ってください。

 

 

もしできない場合、移動能力の低下が起こっている可能性があります。

ここからは家庭でもできる『ロコトレ』をご紹介いたします。

 

片脚立ち 左右1分間で1セット―――1日3セット

片脚が床につかない様に、できるだけ真っすぐの姿勢で行います。

必要な場合は机につかまっても大丈夫です。

・転倒などに十分注意して行ってください。

 

スクワット 5~6回で1セット―――1日3セット

 

 

 

 

おしりを後ろに引くようにゆっくり行っていきます。

・スクワットが困難な場合は椅子に腰かけ

机に手をついて立ち座りを行います。

 

 

 

 

これが簡単な方は、次のトレーニングを試してみましょう。

 

フラストランジ 5~10回で1セット―――1日2~3セット

 

 

 

 

左右の腰に手を当てて、両脚で立ちます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

片脚をゆっくり大きく前へ出し、前に出した脚の太ももが床と並行になるよう腰を深く下げます。その後ゆっくり踏み出した脚をもとに戻します。

 

 

 

 

 

カーフレイズ 10~20回で1セット―――1日2~3セット

 

 

体を真っすぐにした状態で踵を上げ、

一呼吸おいてからゆっくり降ろしていきます。

・片足で行うと負荷が強くなります。

・バランスが取れない場合は、

椅子の背もたれや壁などに手をついて行います。

 

 

 

 

四つのトレーニングが簡単と思われる方は、

身体能力に合わせてウォーキングやスポーツなどを取り入れてください。

今後も大変な時期が続くと思いますが、皆様もお体に気をつけてお過ごしください。

以上、鳥栖院から岡田でした。